「三役揃い踏み」とは、大相撲の最高権力者である三役(横綱、大関、関脇)が土俵に揃って立つことを指します。この状況は非常に稀であり、通常は横綱と大関のみが揃って立つことが多いです。しかし、時折、三役が全員揃って土俵に立つことがあります。
「三役揃い踏み」が行われる場合、一般的に四股を踏まないことがしばしば取りざたされます。四股とは、土俵に上がる前に行う相撲の準備運動であり、この動作を行うことが相撲の作法とされています。
ではなぜ、「三役揃い踏み」の際に四股を踏まないのでしょうか?その理由は、逆に、相撲の格式という観点から説明されることもあります。横綱や大関、関脇は相撲界の中でも最高位の地位にあるため、その存在自体が相撲の格式を表すものとされるのです。
また、単に四股を踏まないだけでなく、三役揃い踏みが行われる際には、土俵に乗る前に各力士が立行司の合図で一斉に軽く進み、土俵上に並ぶという独特の儀式が行われます。これも、相撲の格式を重んじるためと言えるでしょう。
相撲は、単なるスポーツ競技だけでなく、歴史と伝統を重んじる文化の一面を持っています。それゆえ、「三役揃い踏み」で四股を踏まないという行為も、相撲の格式や儀式を守るための一習慣として受け入れられているのかもしれません。